3月13日、新書で「
夢を与える(綿矢りさ)」を読み終わる。
子供の頃から芸能界で活躍している女の子が主人公。
彼女の売れっ子アイドル女優になるまでと、
仕事に終われ心を開く友達ができぬまま
初めて恋した男にSEXの最中の映像をネットに流され
タレントとして破滅するまでの物語。最近読んだ小説のなかで、胸に響いた度合いは強い。
でも、消化不良。
18歳になったときの「多摩」に会うシークエンスは必要だったと思う。
そこで何を感じたか、描いて欲しかった。
淡々と進み、中盤ちょっと後でやっと
物語が枝分かれしたと思ったら、
そのまま1本の枝で終わってしまった。
主人公が何かしらの成長をすることが【ドラマ】だと思うが
彼女が破滅から学んだ「夢を与える」とは、
どういうことなのか、その答えはありきたり。
学んでも彼女の芸能生活は終わり、精神面も末期状態。
そんなエンディングは好きだけど。…重いわ。
この本を八重洲ブックセンター東京本店で買ったとき
「今度サイン会あるから」と整理券を出されたが
どうせ来れないと思い、断った。
たまたま同店に行ったら、ちょうどその日が、その時間が
綿矢りさのサイン会だった。
長蛇の列ができていた。
本当に偶然。
整理券もらっときゃ良かったと激しく後悔。
その時に買った「
失われた町(三崎亜記)」、
会社のT田に借りた「
明日の記憶(荻原浩)」が待機中。
3月4日、DVDで「
レディ・イン・ザ・ウォーター」を観る。
久しぶりの映画。
M・ナイト・シャマラン監督の映画。
マンションの管理人を務める主人公。
そのマンションの施設内プールから女性が現れる。
中国のお伽話によると、彼女は「水の精」だという。
彼女がある人物と会うことで、人間界と水の世界の調和が取れるという。
主人公の手助けにより、無事にその人物に会うことができた彼女。
水の世界に帰ろうとするが、魔物に阻止される。
魔物から彼女を守りながら無事に帰らせる為、
仲間を集める主人公だが…。 観客をほったらかしに進む。
「ギルド」とか「通訳」とか十分な説明がないままに決まっていく。
年をとってから観たら、もっと若い時に観たら
違うモノが感じられたのかな。
驚きは
撮影監督が
クリストファー・ドイルってことぐらい。
M・ナイト・シャマラン監督、段々と役所が上がってきてるな。