●●汁
局には給水機(?)がある。

水だけではなく、お茶各種が飲める。
タダというのもアリガタイ。
俺はこの機械の前を通る度に、水を飲んでしまう。
喉は全然、渇いていないのに。
1時間1回は飲んでるんじゃないか。
そして飲む度に言う。
うめぇ、うめぇ、と。
いつだったかスタッフと話題になった。
水があんなにウマイわけがない。
何か入ってるんじゃないか!?
割の合わない仕事に疑問を持たなくなるクスリ。
仕事以外のことなど、どうでも良くなるクスリ。
週に一度休めただけで、自分は恵まれてると思い込むクスリ。
俺らが今こうして仕事をしていられるのも、
あのクスリのおかげじゃないのか!?
そんな極論にまで出る始末。
以後、感謝の意を込めて、俺らは給水機の水を
「●●汁」(●の部分はテレビ局の名前)
と、呼んでいる。
うめぇ、うめぇ、●●汁。
今日も飲んだぞ、●●汁。
いつも元気に仕事ができるのは、●●汁のお陰です!
……
勿論、現実はクスリなど入っていない方向で。
そんなくだらないことで盛り上がれた、俺らに乾杯の方向で。

水だけではなく、お茶各種が飲める。
タダというのもアリガタイ。
俺はこの機械の前を通る度に、水を飲んでしまう。
喉は全然、渇いていないのに。
1時間1回は飲んでるんじゃないか。
そして飲む度に言う。
うめぇ、うめぇ、と。
いつだったかスタッフと話題になった。
水があんなにウマイわけがない。
何か入ってるんじゃないか!?
割の合わない仕事に疑問を持たなくなるクスリ。
仕事以外のことなど、どうでも良くなるクスリ。
週に一度休めただけで、自分は恵まれてると思い込むクスリ。
俺らが今こうして仕事をしていられるのも、
あのクスリのおかげじゃないのか!?
そんな極論にまで出る始末。
以後、感謝の意を込めて、俺らは給水機の水を
「●●汁」(●の部分はテレビ局の名前)
と、呼んでいる。
うめぇ、うめぇ、●●汁。
今日も飲んだぞ、●●汁。
いつも元気に仕事ができるのは、●●汁のお陰です!
……
勿論、現実はクスリなど入っていない方向で。
そんなくだらないことで盛り上がれた、俺らに乾杯の方向で。
初歌舞伎。

今日は歌舞伎を見に行った。
自分の意思で見たのは、人生初だ。
予約もせず、開演(?)10分前に当日券を買う。
行き当たりばったり加減さは、今年も変わらない。
人は簡単には変われない。
さすが伝統芸能。完成度が高いぜ。
リズムがいい、演者がいい。
「歌舞伎は言葉が理解できない」ってイメージがあったが、そうでもなかった。
普段、騒々しい仕事をしているからか、
三味線を聞きながら、立ち回りを見ているだけでも心地よい。
3階席の通路に座布団を敷いて座る、という補助席だった。
「(お前がこんなギリギリに買いに来るから)いい席は残ってない」
と売場で言われたが、
俺的には舞台全体、劇場全体を見渡せる、いい位置だった。
何より演目を楽しんでる観客を見ることができて良かった。
お年寄りたちの笑顔が素敵だった。
TVやCMだと、視聴者の直の反応を目にすることはできない。
観客の心を動かすことが、製作側の本来の目指すべき目的であり、
また、観客の歓声を受けることで、新たな創作意欲が湧き上がる。
エンタテインメントは作る側と見る側のコミュニケーションなんだな。
業界は違えど、歌舞伎は仕事に対する姿勢を改めて実感させてくれた。
明日から仕事だ。頑張っていこう。
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